えびのらくがき

とある理系会社員の気晴らし雑記帳 読んだ本の感想など

読書

宙の名前(林完次)の紹介

今回は、宙の名前(林完次)を紹介します。 かなり昔に叔母からもらったもので、私の大好きな本の一つです。 内容 夜の空に関係する様々な名前について、たくさんの美しい写真とそれぞれに簡単な説明が添えられた本です。 全5章からなり、月ノ章・夜ノ章・…

オイラーの贈物(吉田武)新装版 を読んだ感想

今回は『オイラーの贈り物(吉田武)』を読んだ感想を書きます。 この本、実は大学生の時に購入し読んだものなのですが、先日、同著者の『虚数の情緒〜中学生からの全方位独学法〜(吉田武)』の感想をアップしたことをきっかけに、こちらの感想も書きたくな…

虚数の情緒〜中学生からの全方位独学法〜(吉田武)を読んだ感想

今回は、虚数の情緒〜中学生からの全方位独学法〜(吉田武)を読んだ感想を書きます。 1000ページを超える大書です! 概要 表紙はしがき: 『本書は人類文化の全体的把握を目指した科目分類に拘らない「独習書」である。歴史、文化、科学など多くの分野が、…

檸檬(梶井基次郎)を読んだ感想

今回は檸檬(梶井基次郎)を読んた感想を書きます。 本作は近代日本文学の名作中の名作で、高校の教科書にも掲載があるほどです。 印象的なタイトルと装丁で以前からずっと気にはなっていたのですが、作者の梶井基次郎の作品自体一つも手をつけたことがなか…

村上朝日堂(村上春樹/安西水丸)を読んだ感想

今回読んだ本は、『村上朝日堂(村上春樹/安西水丸)』です。 去年から村上春樹にハマっていまして、BOOKOFFでたまたま108円で売られているこの本を見かけ、読んでみました。 内容 求人情報誌『日刊アルバイトニュース(an の前身)』に連載していたコラムを…

プログラミング言語図鑑(増井敏克)を読んだ感想 +ハノイの塔のプログラムを動かしてみた

今回読んでみた書籍は、プログラミング言語図鑑(増井敏克)です。 プログラミングは素人ですが最近勉強を始めたということもあり読んでみました。 内容 C、C++、Java、Python、PHPなどを始めとした全67言語が紹介されています。 基本的に1言語あたり見開き2…

数学超絶難問(小野田博一)を読んだ感想+プロ野球チップスのカード全種集めるための購入数計算してみた。

今回読んだ書籍は、数学超絶難問(小野田博一)。 家の近くの書店でこのタイトルが書かれた背表紙を発見した瞬間、『解いてみたい!』という衝動にかられ、まんまと著者の意図に乗せられて購入しました。 内容 基本的に問題で1ページ、解答で1ページという形…

ベッドルームで群論を 数学的思考の愉しみ方(ブライアン・ヘイズ)を読んだ感想

今回は、ベッドルームで群論を(ブライアン・ヘイズ)を紹介したいと思います。 数年前に書店でジャケ買いした、数学コラム集です。 内容 著者のブライアン・ヘイズは、アメリカの科学雑誌American Scientistにて記事や書評を執筆する記者。 群論、万年時計…

世界を変えた24の方程式(デイナ・マッケンシー)を読んだ感想

今回紹介するのは、世界を変えた24の方程式:古代バビロニア数学から21世紀の金融工学まで(デイナ・マッケンシー著/赤尾秀子訳)。数年前に書店で購入し何度も読んだ本です。 数学好きの私にとってのお気に入りの本なので、今回紹介しようと思いました。 内…

理科系の作文技術(木下是雄)を読んだ感想

今回紹介する書籍は『理科系の作文技術(木下是雄)』。 学習院大学の学長も務めた物理学者、木下是雄(1917-2014)が遺した著作。 1981年に初版が刊行されて以来、100万部以上を売り上げているまさしく理系文章の教科書的な実用書です。 今回は会社の方に勧め…

素数 15万桁表(暗黒通信団)の紹介+実際に素数演算プログラムを書いてみた。

みなさんは、暗黒通信団〜真実のみを記述する会〜という団体をご存知でしょうか。 なんとも中二病臭さを漂わせる怪しいネーミングのこの団体、実は数学や物理等の書籍を出版する同人サークルなのです。 ただ、その出版物が珍書も珍書。『円周率100万桁』,『…

風の歌を聴け(村上春樹)読んでみた。

あらすじ 1979年、村上春樹の処女作。 大学生の『僕』は1970年の夏休みに海辺の街へ帰省し、友人の『鼠』と毎日のように『ジェイズバー』でビールを飲んでいた。 ラジオを聞いたり、店に倒れている女性を介抱して仲良くなったり、鼠が悩んでいたりする昭和の…

穴(小山田浩子)読んでみた。

個人的には好きな作品でした。 仕事を辞めて夫の実家の隣に引っ越し、周辺のユニークな人物達と触れ合う中で広島の田舎町にお嫁さんが馴染んでゆくという話。 細かい風景描写で田舎の夏の雰囲気が伝わり、穴、黒い獣、ニートの義兄といった不思議な存在が不…

ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)読んでみた。

過去と未来がつながって、手紙のやり取りをするという東野圭吾らしいSF設定が良かった。 個人的にはつながった理由や仕組みに関する説明が欲しいなと思ったが、おそらく感動要素を大きくしたかった為に、そういったごちゃごちゃした理系的説明は避けたのだと…

サイコロジカル(西尾維新)読んでみた。

戯言遣い4作目。 玖渚友の昔の仲間、兎吊木垓輔が惨殺される話。 結果、 兎吊木は死んでおらず、研究所の他メンバーを自分と見せかけて殺し、 マッドデモン斜道卿壱郎とのしがらみから抜け出すという結末。 雑感 話が長え。。。上下合わせて何ページあるの…

アイネクライネナハトムジーク(伊坂幸太郎)読んでみた。

アイネクライネナハトムジークとはドイツ語で、小さな夜の曲という意味で、 モーツァルト作の古典楽曲のタイトルである。 (YOUTUBE: www.youtube.com ) 伊坂幸太郎の心温まる短編小説集であり、それぞれの話で主人公は異なるが、舞台となる街は同一であり…

星の王子様(サンテクジュペリ)読んでみた。

子供の頃によく遊びに行っていた叔母の部屋の本棚にあったのを覚えていて、 その時、大人になってから読むと良い、と言われたような記憶があり気になって古本屋で購入し読んでみました。 感想 星の王子様のピュアで真っ直ぐな言動に心打たれました。 大人に…

クビツリハイスクール(西尾維新)読んでみた。

あらすじ 人類最強の請負人哀川潤と共に、紫木一姫(ゆかりきいちひめ)という生徒を私立澄百合学園(別名首吊高校)から救い出すのがいーちゃんの今回のミッションである。糸を使った奇妙な惨殺事件が相次ぐが、結局犯人は紫木一姫なのであった。 感想 戯言遣…

蹴りたい背中(綿矢りさ)読んでみた。

今更感が凄いですが、『蹴りたい背中』読んでみました。 言わずもがな、綿矢りさ氏当時19歳での最年少芥川賞受賞作品です。 あらすじ クラスで孤立している女子高生ハツは、モデルのオリチャンの話題をきっかけに陰キャラ男子、にな川と関係が深くなってい…

変身(カフカ)読んでみた。

なぜ読もうと思ったか 私はあまり海外の文学作品には手を出さないようにしています。 なぜなら”翻訳”によって間接的な表現に変換されてしまっているということが嫌だからです。 カフカの『変身』。ドイツ文学です。 きっかけは、私がこれまで読んできた日本…

ボッコちゃん、これからの出来事(星新一)読んでみた。

きっかけ 星新一賞というショートショート作品の公募にエントリーしてみようと思ったのがきっかけで、『ボッコちゃん』、『これからの出来事』の2冊を購入してみました。 まずは星新一がどのような作家かを知ることが大事だろうという考えです。 雑感 一話…

そして生活は続く(星野源)読んでみた。

星野源のエッセイ集。 星野源という奇妙な人間の生い立ちや普段の生活を描いた作品。 なにもかも包み隠さず、全て世に出してしまう彼の潔さが面白かった。 印象に残ったのは、学校で漏らしたうんちを手に取って壁に投げ、 犯人では無いと言い張った話。 そし…

99%の誘拐(岡嶋二人)読んでみた。

感想 うーん。 途中まで面白かったけど、なんだか腑に落ちない。 人には薦めたくない。 あらすじ 慎吾は幼少期に誘拐あう。犯人は特定されず、莫大な企業資金のみが奪われついには時効を迎える。 犯人は電子部品のベンチャー社長であった父の仕事仲間のであ…

笑うな(筒井康隆)読んでみた。

雑感 『恐ろしい』、『怖い』、『痛い』、『訳がわからない』、『オチは??』というのがこの短編集を読んで感じたことです。 ですが、決して面白くなかったと言おうとしているわけではありません。 突飛な表現や発想に驚かされる、衝撃的な作品でした。 特…

クラインの壺(岡嶋二人)読んでみた。

会社の同僚から岡嶋二人の『クラインの壺』と言うミステリー小説が面白いと聞き、読んでみました。 クラインの壺って数学っぽくていいなと理系人間として直感し、その時は作者のことを名前すらも知らなかったのですが、タイトルだけで興味が湧きました。 読…

解決まではあと6人(岡嶋二人)読んでみた。

今回読んだのは『解決まではあと6人』。 『クラインの壺』が面白かったこともあり、期待を持って読み進めましたが、 個人的にはあまりハマりませんでした。。。 あらすじ 正体不明の女性が探偵事務所に人探しの依頼をするところからストーリーが始まる。続…

書籍紹介 数の悪魔

この本を最初に読んだのは、確か小学生の時でした。 叔母の部屋の本棚にあったこの本を見つけ、夢中で読んだことを覚えています。 書店の数学コーナーにこの本が置いてあるのを見かけ、懐かしくなり、購入。もう一度読んでみました。 内容 算数が苦手な少年…

伊豆踊り子、読んでみた。

川端康成とはどういう作家なのかが気になり、読んでみました。 あらすじ 読む前は、伊豆への旅行先で出会った踊り子に恋をする話かと思いましたが、伊豆への旅行先で出会った踊り子に恋をする話でした。 感想 第一印象、半端なく読みづらい。泣 熟語や言い回…

続・終物語、読んでみた。

昨年夏、アニメ化し放映された『終物語・下』の続きが気になり、購入。 鏡の国の世界観が、とても面白く満足でした。 ストーリーが展開すると共に矛盾が積み重なり、ちらちら夢オチの気配を漂わせる西尾維新。まさかそうじゃないよな、期待通り裏切ってくれ…

コンビニ人間、読んでみた。

村田沙耶香氏、2016年芥川賞受賞作品。 前々から気になっていたが手に取る機会が無く、そのままにしていた書籍の一つ。 単行本は高いし。。。 先日BOOKOFFに売られていた『コンビニ人間』をたまたま見つけ、気づくと手にとって開いていました。ページ数…