えびのらくがき

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世界を変えた24の方程式(デイナ・マッケンシー)〜ガロアって知ってますか?〜

今回紹介するのは、世界を変えた24の方程式:古代バビロニア数学から21世紀の金融工学まで(デイナ・マッケンシー著/赤尾秀子訳)。数年前に書店で購入し何度も読んだ本です。

数学好きの私にとってのお気に入りの本なので、今回紹介しようと思いました。

内容

著者のデイナ・マッケンシーは名門プリンストン大学でphDを取得しその後教鞭をとった数学者です。他にも著書がいくつかあるようですが、本書の中では様々な数学分野の魅力的なトピックスを挿絵と共に綴っています。基本的には数学史に沿った順序で、4部構成の全24トピックスが並べられています。
 

感想

一つ一つの記事が数ページと短く、さらにカラーの挿絵が豊富でレイアウトが美しいので、非常に読みやすい数学本であると感じました。どのトピックスも魅力的で、数学を『広く』『浅く』そして『楽しく』学べるとちらかといえば初心者向けの内容となっています。

 ガロアの壮絶な人生について

中でも最も印象的だったのは第7話の”数学の果たし合いと虚数”のトピックスでした。ここでは高次の代数方程式の解法そして決闘を巡って、悲痛な死を遂げた若き天才数学者ガロアの生涯が紹介されています。代数方程式の解法についても大変面白い内容ではありましたが、天才の彼が若くして『決闘』という今では考えられない死に方をしてしまうという歴史的背景も非常に興味深いと感じました。
 
また、四元数、濃度、群論など、これまで私自身が知らなかった新たなキーワードに出会えたこともこの書籍からの良い収穫でした。これらのキーワードについては、まだ私自身きちんと理解できてはいませんが機会があれば勉強してブログ内で触りだけでも紹介できればなと思っています。あと、数学史についても改めて勉強してみたいなと思いました。

 評価

224ページ
お気に入り度 ★★★★☆
難易度★★☆☆☆
記事の美しさ ★ ★★★★
世界を変えた24の方程式:古代バビロニア数学から21世紀の金融工学まで

世界を変えた24の方程式:古代バビロニア数学から21世紀の金融工学まで