えびのらくがき

とある理系技術者の気晴らし雑記帳 読んだ本の紹介や科学コラムなど!

色の名前〜空が青いのはなぜ?〜

昨日に引き続き、名前シリーズの紹介!

今回は『色の名前(近江源太郎/ネイチャー・プロ)』です。

 

内容

全7章に分かれていて、写真に簡単な説明が添えられた形式となっています。『宙の名前(林完次)』と同様、所々に文学作品の俳句や歌が一緒に紹介されていておしゃれな雰囲気が漂っています。

目次
序章.虹の章

1.空や水や火の章

2.鳥や獣や虫の章

3.花の章

4.草や火の章

5.実と実りの章

6.染め色の章

7.土や石の章

感想

本書は風景の写真集の様な感じで、本棚に置いておいてたまにパラパラと眺めるといった読み方が良さそうだと思いました。あるいは色に関する調べものにも使えそうです。

実際私の場合、知らない色の名前に出会うと本書を開くことが多いです。このあいだテレビで『人志松本のすべらない話』を観ていた時の話ですが、芸人のアインシュタイン稲田さんの話の中で、色を識別するスマホアプリ自分のおでこを撮影すると『銀鼠』と表示された、というものがありました。銀鼠ってどんな色だよ(真面目に)。と思って本書を開くと、ちょうど説明が記載されていました。それは字面から想像されるようにギラギラした鼠色でした。決して人の皮膚を表しているとは思えないような色ではありましたが、どんな色かが知れて個人的には満足できました。

その他、いくつかの色に関するコラムが掲載されていて、”空の色”に関するコラムが面白かったので紹介しようと思います。

 

空はなぜ青いか?

空が青い理由は、太陽から発する光の中でも青や紫の短波長成分は空気中に漂う微粒子の影響で散乱して我々の目に届いているために青く見えています。

コラムに記載はありませんでしたが、これにはレイリー散乱という名前が付いていて、これは光の波長よりも小さいサイズの粒子に影響を受けて散乱するという現象です。

 

この空の色が青い理由については懐かしい思い出があります。というのも大学生時代に受講していた英語の講義で、フリーテーマでプレゼンをするという回があり、この『空はなぜ青いか。』ということをテーマに選んで語学の教員に力説した思い出があります。コラムを読んでいてその時のことが懐かしく思いました。

旅行中に飛行機の窓から撮った空の写真(参考)

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夕日はなぜ赤いか?

では一方、夕日が赤い理由はなぜかということですが、根本的な理由は実は空が青いことと同じです。

日が落ちてくると太陽の光が発されて我々の目に届くまでに(微粒子を含む)大気層を通過してくる距離が、昼間真上に太陽がある時よりもずっと多くなるために、青や紫の短波長成分が散乱されて、日が赤く見えているのです。綺麗な夕日にはこんな理由があったのですね。

帰省中に電車の窓から撮った夕日の写真(参考)

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評価

全215ページ
おすすめ度:★★★★☆
オシャレ度:★★★★★

色の名前

色の名前