えびのらくがき

とある理系技術者の気晴らし雑記帳 読んだ本の紹介や科学コラムなど!

村上朝日堂(村上春樹/安西水丸)〜この二人の関係は?〜

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今回読んだ本は、『村上朝日堂(村上春樹/安西水丸)』です。
去年から村上春樹にハマっていまして、BOOKOFFでたまたま108円で売られているこの本を見かけ、読んでみました。 

内容

求人情報誌『日刊アルバイトニュース(an の前身)』に連載していたコラムを集めた雑文集。
作家の村上春樹が文章を、イラストレーターの故安西水丸氏が挿絵を描き、基本1コラムあたり見開き2ページの
計100コラムが掲載されています。
 
内容は食べ物の話や映画の話、虫の話など、村上春樹が日常でふと感じたことが中心となっています。
 

感想

この本の初刷が昭和62年とかなり古く、どこか懐かしい雰囲気を感じながら読むことができました。(まだ私は生まれてもいませんでしたが笑)”バイドの時給が500円”など、この時代の物価なども記載されていて、個人的には面白い発見ができ楽しめました。

 安西水丸氏と村上春樹の関係

イラストレーターの故安西水丸氏は、村上春樹がジャズ喫茶を経営していた頃からの付き合いだそうです。面白い文章に素朴な親しみやすいイラストが添えられていて、たいへん読みやすい雑文集でした。

 印象に残ったコラム

印象に残ったコラムは、『本の話』というコラムでした。
彼の父親が読書好きだったことで、子供時代は近所の書店で好きな本を”ツケ”で手に入れられていたそうです。さらに、毎月書店から『世界文学全集』と『世界の歴史』が一冊づつ家に届けられていたそうです。この読書経験が彼の今の作品に大きく影響しているのだと思います。
 
筆者のえびかずきの子供時代といえば、やはり読書好きで、小学校の図書室の本を毎日の様に借り、全てを読み尽くそうとしていました。(無理でしたが笑)このとき例の”ツケ”制度があったならどれだけ活用したことか。うらやましい!
 
ということで、この雑文集では彼の生い立ちなども垣間見えて、村上春樹の小説を読むのとはまた違った面白さがありました。
 

 評価

おすすめ度:★★★☆☆
イラスト素朴さ:★★★★★
村上朝日堂 (新潮文庫)

村上朝日堂 (新潮文庫)